以前受けた某社のシュミレーションの内容に納得

 CRMシステムを作成するに当たって、POSシステムと一緒にすることが意味がある。そもそも、売り上げからCRMシステムにデータを入力するときにどうしているんだろう。もともと、会員カードを必ず作らないといけないような場合には、初めから売上データと顧客を関連付ける情報があるがそうではない場合。量販店では、POSシステムと連動しなければ、販売データと顧客データを関連付けることなんてできないとおもう。

 CRMシステムを推進したのは、ダレだったのだろうか・・・研究室の後ろの人がもっていた情報処理技術者試験の対策本にもCRMシステムの話が出てくる。ではでは、CRMはITだったのだろうかと考える。
 適当に本を読んでみると、CRMはマーケティング手法・改善方法のひとつだと考えると、それを実装したのが情報処理のシステムということになる。多くの大企業が情報部門をもち、独立させていることを考えると、以前は社内で作成したものを利用していたんだろう。CRMシステムを推進してきたのはITをいれれば、より経営が上手くいきますと宣伝してきた大手のIT会社なのだろうか、経営コンサルだろうか、それとも経営者が自発的に投資したのだろうか。
どの3つにしても、問題領域を解決するシステムという観点が抜け落ちていたのだろうか・・・そのおかげで、利用されないシステムを導入し効果を発揮しないITと経営の間に溝ができてしまったのかもしれない。営業・マーケティングの手法だったはずのCRMが、経営とITの理論によって間違って実装されてしまった可能性がある。
 某会社のシュミレーションでは、経営・営業・情報の3つによって進められていっている。